両輪 2009 4 12
政府の景気対策に対して、
いろいろな意見が出揃ったようですが、
私は、今回の政府の景気対策には賛成です。
今まで、私は、金融政策も財政政策も乗り気ではなかったのです。
考える気力もなかったのです。
なぜかというと、大げさに言えば、
「先進国は高金利で、日本だけが低金利(ゼロ金利に近い)」という状態だったのです。
これは、マネーに国境がなくなった現代において、
世界経済に大きな副作用をもたらしていたのです。
このような状態で、金融政策も財政政策も考えても仕方ないと思っていたのです。
しかし、現在、世界同時低金利の時代です。
こうなると、財政政策(財政出動)は、戦力になると思います。
そして、日本の超低金利も意味あるものとなるでしょう。
現在の状況では、低金利政策と財政出動のセットで打って出る好機だと思います。
こうした環境は、めったにないと思います。
100年に一度の好機だと思います。
ただ、政府の景気対策に対して、若干、気になることがあります。
自動車産業に対する「てこ入れ」が弱いと思います。
日本では、本当に、自動車が売れなくなったのか?
私は、違うと思います。
何かの「きっかけ」があれば、車は売れると思います。
それから、もうひとつ課題があります。
現在、自動車産業に匹敵するような新産業を育成するチャンスです。
日本にとっては、今、自動車産業に並び立つような巨大産業を育成する好機です。
何度も書いていますが、ピンチの時はチャンスです。
gift from the Gods